図書カードはおつりがでるの?プレゼントにおすすめのシーンも紹介

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図書カードはおつりがでるの?プレゼントにおすすめのシーンも紹介

図書カードは主に書店で書籍や文房具を購入するのに利用できます。用途は限られていますが、そのぶん子どもにも安心して持たせられると思う人も多いでしょう。

図書カードは金券ですが、全額使い切らなかった場合もおつりが出ることはなく、残高として次回に使えます。

この記事では、図書券や図書カードと図書カードNEXTの利用時に異なる点をはじめ、図書カードが利用できる場所、どのようなシーンの贈りものとして活用できるか解説します。

図書カードはおつりがでるの?

図書カードは主に書店で書籍や文房具を購入するのに利用可能ですが、用途は限られています。一方で、子どもの入学や卒業祝い、誕生日祝いとしての贈りものに使いやすいというメリットがあります。

図書カードは商品券などと同じようにおつりが出ません。しかし、使い切れなかった分は残額としてカードに残るため、次回に利用することが可能です。

図書カードの発行自体はすでに終了していますが、書籍や文房具の購入に利用することはできます。なお、現在は図書カードに代わりオンライン購入などでも利用可能な「図書カードNEXT」が販売されています。

図書カードとは?

図書カードは書籍などの購入に利用できるプリペイドカードです。全国共通のものであり、ほとんどの書店で利用可能です。

図書カードの額面は最も少額のもので200円から始まり、500円、1,000円、3,000円、5,000円、最高額は10,000円の6種類があります。

入学・卒業祝いや誕生日祝い、親しい人へのささやかなプレゼントとして、様々なシーンで贈りものにも活用されています。

本の商品券として知られている図書カードですが、当初はお札のような紙の「図書券」が流通していました。そして、1990年に「図書カード」が発行開始されました。現在はQRコード読み取り方式の新しい「図書カードNEXT」が流通しています。

図書券

図書券は、日本図書普及株式会社が1960年に発行を開始した商品券です。

発行当初は1枚20円券で、300円分、500円分、1,000円分の綴りで販売されていました。発行開始から30年以上経ってから多くの人が見たことがある500円券のみの販売に変わりました。

図書券の新規発行は2005年に終了しており、新規購入するのはほぼ不可能です。しかし、金券ショップなどには現在も陳列されています。

図書券は本の商品券ですが、おつりが出ます。しかし、加盟店によって扱い方が異なり、おつりが出ない場合もあるため、支払い前に確認するのが良いでしょう。

おつりが出ない場合は、額面以上の買い物をすることをおすすめします。不足分は現金などで支払うことが可能です。なお、図書券には有効期限がなく、現在でも書店などで利用できます。

図書カード

図書カードは、図書券が流通している時期に並行して、1990年に登場しました。

図書カードの誕生には図書券の運用における課題が背景にあります。図書券はお札のように紙であるため、回収や流通に手間がかかるという問題点がありました。図書券の運用面の課題をクリアするために、その後、磁気式タイプの図書カードが発行開始されました。

図書券と異なる点は、おつりが出ないことです。図書券は加盟店によってはおつりが出ますが、図書カードはプリペイド式のためおつりがなく、そのぶん残高が0になるまで繰り返し利用できます。また、図書カードに残っている金額以上の買い物をする時、現金などと併用して支払うことが可能です。

図書カードも有効期限はないため、カードに残額があれば利用できます。

図書カードNEXT

図書カードNEXTは、2016年に発行が開始された裏面にQRコードが印刷されているカードです。

従来の図書券や図書カードと大きく異なる点は、スマホなどでQRコードを読み取り、日本図書普及社のサイトで残額と利用履歴を確認できる点です。その他に、オンライン書店で利用したり、一部の電子書籍ストアで利用したりできます。

図書カードNEXTには、これまでの図書カードと同じようなカードタイプとネットギフトのデジタルタイプの2種類があります。デジタルタイプはスマホで購入から相手に贈るまでが完結するため、店舗に購入しに行く必要がありません。

注意したい点は、図書カードNEXTには「有効期限が設けられている」ことです。図書券と図書カードは有効期限がなく、今でも利用できます。しかし、図書カードNEXTには「発行日から10年間」という有効期限が設定されています。

有効期限を過ぎた場合、残高は無効になり、使えなくなるため注意しましょう。

図書カードネットギフト

図書カードネットギフトは前述したとおり、手続きをスマホ一つで完結させられるギフトです。贈りたい相手のスマホに直接送ることが可能なため、送料がかかりません。また、仕事などで忙しく購入するために店舗などに行けない人にとって助かるギフトでしょう。

ネットギフトはQRコードを受け取ることで利用できますが、受け取り方法が2種類あります。

1つ目は、URLが記載されたメールやSNSのDMを受け取る方法です。リンクのURLをタップするとQRコードが表示されます。Webページのため、次回使う時にすぐ開けるようにブックマークしておくことをおすすめします。

2つ目は、QRコードが印字された用紙を受け取る方法です。

図書カードNEXTは図書カードと同じく、おつりが出ません。しかし、残高がある限り繰り越し利用可能です。また、残高以上の買い物をする場合は、現金やクレジットカードと併用して利用できます。

図書カードNEXTのメリットとデメリット

図書カードは利用した時の明細を残しておかなければ残高が分からなくなってしまいます。一方で、図書カードNEXTはオンライン上で残高や利用履歴などを確認することが可能です。

しかし、図書券や図書カードとは違った点がデメリットになることもあります。

ここでは、図書カードNEXTのメリットおよびデメリットについて解説します。

図書カードNEXTのメリット

図書カードNEXTのメリットは次の5つです。

  • 残高をいつでも確認できる
  • 購入履歴の確認が可能
  • ネットでの支払いに利用できる
  • 個人情報の紐づけが不要
  • 贈る場合は送料がかからない

図書カードNEXTは公式サイト上でカードのID番号とPIN番号を入力すると、残高を確認できます。カードタイプの場合は、利用した書店、日時、引き落し額が表示されます。デジタルタイプの場合は日時と引き落し額は表示されますが、利用した書店は表示されません。

また、ID番号とPIN番号を利用してオンライン書店における支払いにも利用できます。

その他のメリットとしては、利用にあたり個人情報との紐づけがされなくても利用できることや、誰かに贈る際にネットギフトであれば、送料はかかりません。

図書カードNEXTのデメリット

図書カードNEXTのデメリットは次の3つです。

  • 有効期限が設けられている
  • 複数所持している場合は一括管理できない
  • チャージができない

前述したとおり、図書カードNEXTには「発行日から10年間」という有効期限があります。そのため、本を買って読む習慣のない人は使う機会があまりなく、有効期限を過ぎてしまう可能性に注意しましょう。

また、複数の図書カードNEXTを所持している場合、残高を合算したり、一括管理したりすることは不可能です。それぞれに残高管理する必要があります。

また、他のQRコード決済と異なり、チャージ機能がありません。利用するにあたって便利になった点が多くありますが、一方で人によっては不便さを感じる点でしょう。

図書カードが使える場所

図書カードは主に書店で書籍や文房具の購入に利用できます。

ただし、図書カードと言っても書店でしか利用できないわけではありません。アニメイトや家電量販店などでも利用できます。また、図書カードNEXTは実店舗以外にオンライン書店での利用も可能です。

ここでは、図書カードが利用できる場所について見ていきましょう。

使える書店は公式サイトから検索が可能

図書カードが利用できる店舗は、ネットで検索できます。公式サイトの取扱店検索を活用しましょう。遠出する時や大型ショッピングモールに行く時など、出かけ先の利用できる店舗を知れば、使いそびれたなどの後悔はありません。

特に引っ越しした後は、家の近所はもちろんのこと、行動範囲になり得るところも知らない場所が多くあるでしょう。家の近所や行動範囲の中で図書カードが使える店舗を探しておくと、実際に行く時に直ぐに外出でき、時間のロスも防げるでしょう。

オンライン書店でも使用可能

図書カードNEXTは、Hontoやe-honといったオンライン書店での購入にも使えます。オンライン書店で利用する場合は、図書カードNEXTに印字されているID番号とPIN番号を入力すれば、簡単に購入できます。

図書カードNEXTであれば、子どもがネットショッピングする際も利用できる金額が決まっており、個人情報などの入力も不要なため、安心して利用できるでしょう。

注意すべきは書籍購入をキャンセルした場合、図書カードNEXTに利用した金額を返金することがあるという点です。残高が無くなったとしても、取引が完全に完了するまでは破棄することなく手元で保管しておきましょう。

カードタイプであれば現物を保管し、デジタルタイプであればブックマークしているWebページを残しておきます。

書店以外でも利用可能

図書カードは書店の他に、アニメイトやヴィレッジヴァンガード、家電量販店などでも利用できます。

アニメイトであれば書籍の他にCDやDVD、フィギュア、グッズなど販売されているものを購入する際に利用可能です。

ヴィレッジヴァンガードは雑貨屋のイメージが強くあるかもしれませんが、「遊べる本屋」をキーワードに事業を展開しています。そのため書籍はもちろん、店舗により異なりますが、書籍以外のモノも購入できます。

家電量販店で図書カードが使えるケースは、店舗内に書籍コーナーがあり販売されているところです。ヤマダ電機やヨドバシカメラは店舗内に書籍コーナーが設置されています。

また、KADOKAWAが提供する電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」では、2021年4月より図書カードNEXTや図書カードネットギフトを利用して、サイト内で使うコインを購入できるようになりました。

使用する以外の活用方法

図書カードは金券です。そのため、自分自身で使うタイミングがないのであれば、金券ショップなどへ出すことも可能です。

また、図書カードのデザインは限定版もあり、コレクションとして集めている人もいます。そのような人には、使用済みだとしてもコレクションとしての価値があるため、需要があるでしょう。

ここでは、図書カードを使用する以外の活用方法を解説します。

未使用なら買い取り専門店

図書カードは金券のため、自分自身で使う機会があまりないのであれば、未使用のものは金券ショップへ持って行ってみましょう。

金券ショップであれば額面の80%から90%で買い取ってもらえます。ただし、金額は店舗や売りに出す図書カードの種類によって変動すると念頭におきましょう。

また、金券ショップを利用する場合、法律上18歳未満の子どもだけでは買い取りを依頼できません。保護者が店舗へ同伴し、承諾が得られた場合に限り、買い取り依頼ができます。

使用済みならオークションやフリマアプリ

図書カードは様々なシーンや購入に利用できます。残高が0になってしまったものは、チャージができないため利用できません。しかし、使用済みのものはヤフーオークションやフリマへ出すことが可能です。

図書カードは前述のとおり、デザインが豊富にあります。中には限定カードもあり、コレクションしている人も多くいるでしょう。市場に出回ったとされる枚数が少ない図書カードであれば、高値がつくのを期待できます。

図書カードはギフトにおすすめ!

図書カードは、年齢や性別を問わず幅広い人が使います。そのため、お祝いや感謝の気持ちを伝えたい時に、贈るギフトとして最適でしょう。

モノや食べ物を選んで贈る場合、相手の好み、食べ物であればアレルギーの有無も注意しなければなりません。その点、図書カードの用途は限られますが、貰った側が欲しい本を自由に選べるため喜ばれるでしょう。

また、子どもに渡す場合、利用用途の制限があることで、現金を渡すより安心を感じる人も少なくないかもしれません。

ここでは、図書カードがギフトとしておすすめのシーンについて解説します。

誕生日プレゼントに

図書カードは誕生日祝いのギフトとしておすすめです。子どもに贈る場合、親からの「本をたくさん読んでほしい」「勉強のために役立ててほしい」という気持ちを間接的に伝えるツールとして使えます。

大人に贈る場合でも、例えば企業の福利厚生の一環や社員の誕生日に贈るのも良いでしょう。福利厚生の一環であれば、仕事に役立つ書籍や自己啓発に関連する書籍の購入を補助する役割を持ちます。

また、「本は心の栄養」です。読書には新しい世界や知識との出会い、ストレスを軽減させリラックスさせるなどの効果もあると言われています。

入学祝いに

入学祝いに図書カードを贈るのも一つのアイデアです。小学校に入学した子どもであれば、これから先、教科書を含めてたくさんの本に出会います。

図書カードを使って本を買うことで、本に触れるきっかけができます。自分の好きな本や興味のある本を見つける楽しみや、読書の楽しみを知るきっかけにもなるでしょう。

また、中学校や高校に入学する子どもであれば、自分の興味を持った分野を深掘りすることも重要です。そのような時に図書カードを贈り、子どもが興味を持った分野の深掘りを後押しできれば素敵でしょう。

母の日や父の日の贈り物に

母の日や父の日の贈りものとして図書カードを選ぶのも一つの手段です。

お父さんやお母さんは普段、自分のものより子どものことを考えて買い物することも多いでしょう。そのような両親へのギフトの一つとして、図書カードは有力候補かもしれません。一方で、子どもにとって、毎年定番の贈りもの以外のアイデアとしても有力候補でしょう。

また、公式サイトでは母の日、父の日用の手作りパッケージをダウンロードできます。ミニケースの裏にはメッセージを書けるため、日頃なかなか伝えられない気持ちや感謝を一言書くと良いでしょう。

図書カードは好みなどに左右されず贈ることが可能です。また、自分の好きな小説家の本や仕事に活かせるビジネス書や実用書などを気兼ねなく購入できるツールとして、ギフトとしても利用しやすいでしょう。

夏休みのご褒美に

子どもの夏休みのご褒美に図書カードを贈るのも一つです。

夏休み中の宿題をすべて終えた後のご褒美として、書店に一緒に行き、本を選ぶのも子どもにとって夏の思い出になるでしょう。また、自分で選んだ本を買って読むことで得られる知識や情報は、子どもの成長の糧につながります。

その他に、離れて暮らすおじいちゃんおばあちゃんからの夏休みのお小遣いとしても使えます。現金を渡してしまうと好きなお菓子やゲームに子どもが使ってしまうことも考えられるでしょう。しかし、図書カードであれば、書籍や文房具の購入と利用用途を制限することが可能です。

クリスマスプレゼントに

クリスマスプレゼントの一つとして図書カードを選ぶのも良いでしょう。

本を選んで贈るのは相手の好みを考える中でもかなりハードルが上がるでしょう。しかし、図書カードをクリスマスプレゼントに贈り、相手が好きな本を選んで買えば間接的に本を贈ることも可能です。

また、公式サイトではクリスマス用の手作りパッケージを無料でダウンロードできます。印刷して点線に沿ってはさみで切れば、簡単に図書カードを入れるミニケースの作成が可能です。ミニケースは開くとメッセージも書けるため、クリスマスメッセージなども書き込めます。

まとめ

①図書カードは使い切らなかった場合におつりが出ないが、残高として次回に使える
②図書カードNEXTはオンライン上での残高確認や利用履歴確認ができる
③図書カードNEXTはオンライン書店での書籍購入などにも利用できる
④図書カードNEXTには図書券や図書カードと異なり発行日から10年間という有効期限がある
⑤図書カードは年齢や性別、季節を問わないため、様々なシーンでのギフトとして利用できる

 

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